熊野観心十界曼荼羅

今度の施餓鬼会に掛ける予定の掛軸です。

戦国から江戸初期に活躍した熊野比丘尼が、絵解きで使用した地獄極楽図の工芸品です。

天・人・修羅・餓鬼・畜生・地獄の六道と、仏・菩薩・声聞・縁覚の四聖界の十界が描かれています。

いつもは仏様の掛軸なのです。

六道の様相のおどろおどろしさは、好きではありません。

他のお寺さんなどでも、掛けているところもあります。

 

御法事の折りには、皆さんのご家族・ご先祖様は、間違いなく良い世界に行っているでしょうと、話すことにしています。

けっこう亡き人の行き先を気にしている方が多いのです。