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円泉寺 飯能七福神

本堂に祀っている七福神像です。

新しい御尊像はありません。古くても明治以降と思います。

寿老人(じゅろうじん)様は福禄寿様と同じ神様です。

 

作者は「百々亀」(ももき ?)と書かれていますが、どのような方かは分かりません。

小さな陶器の福禄寿(ふくろくじゅ)様です。

武蔵野七福神の福禄寿様ではありません。

円泉寺の七福神です。

武蔵野七福神

琵琶を持った弁財天(べんざいてん)です。

弁天様といえば、美人の代名詞です。

 

毘沙門天(びしゃもんてん)は、四天王の内・多聞天です。

古く見えますが、古くても明治のようです。

多宝塔と槍は、最近新たに入れました。

恵比寿(えびす)は恵比須・戎・夷などとも書きます。
えびす信仰は、兵庫県の西宮神社の神人である傀儡師が、積極的に神徳を広めたたことと、七福神の一神となったことが、大きいようです。
 

インドの神であったマハーカーラ(大黒)が、西域から日本にやってきました。

恐ろしい大黒天(だいこくてん)が大国主命と一体になり、日本的服装になったのは、平安中期頃のようです。

次第に福神としての信仰に移行して行きます。

 

布袋(ほてい)様は唯一存在した中国の僧侶です。

いつも大きな袋を持つています。

弥勒菩薩の化身とも言われています。

黄檗宗の御本山・満福寺には大きな布袋様が弥勒菩薩として祀られています。

当寺は武蔵野七福神の福禄寿様の札所ですが、この図では左上に鶴に乗った福禄寿様が描かれています。

昭和初期に描かれました。

これらの七福神様は、お正月の御開帳期間(10日頃まで)までは参拝可能です。

 

他にも弁財天、大黒天、福禄寿なども別に祀られています。

 

円泉寺 埼玉県飯能市平松376 地図link