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この掛軸は、全国にある富士浅間神社の主祭神である木花之佐久夜毘売命(このはなさくやびめのみこと)の図です。
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ある富士信仰の行者さんを調べる過程で、木花之佐久夜毘売命を知る必要があり、この掛軸を求めもした。
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木花之佐久夜毘売が瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)と結ばれたが、一夜で身ごもったため、疑いを晴らすために産屋に火をつれながら、三子を産ん見ました。
ゆえに、安産、火災よけの神となり、さらに多くの神徳の神となったことが書かれています。
この折りに生まれたのが、火照命(ほでりのみこと。海幸彦)、火闌降命(ほすせりのみこと)、彦火々出見命(ひこほほでみのみこと。山幸彦)です。
山幸彦の孫が、初代天皇・神武天皇になります。
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