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戒名説明書

当寺では通夜の折、戒名説明書を参列者にお配りし、戒名とは、通夜とはなど、儀式前にいろいろなお話をしています。

近年は通夜に来られても、焼香が終わると別室に移ったり、帰ってしまうことが多く、はじめにお話をすることが大事だと思っています。

 

一切話をしない僧侶も多いようですが、法話まで行かなくとも何かしらお話しすべきだでしょう。


今は名前の一字を使用しないと、戒名で無いと思う人も多く、名前の一字をなるべく使用し、良い所に行けますようにとの思いを込めた戒名にしています。

ただし、どのような文字でも利用できるわけではありません、悪い意味の文字、読めない文字、動物では亀鶴龍などめでたい文字以外は避けるようにしないといけません。犬が好き、猫が好きでも、これらの文字は昔から使用することはありません。

生前戒名も近頃頼まれることが多くなりました。

生きている内に自分で納得する戒名をつけていただきたいとの思いの方が増えていまする

 

自分で考えた戒名を持ってくる人もいますが、ただ文字が並んでいるだけの場合かが多いようです。

全体に意味が通じて、間違いなく良い世界にいけるような戒名であるべきだと思います。

 

やたらと自分は偉かった、自分の世界観だけ、やたらと高い戒名の位、趣味が○○だ、などなど。

今の世岳でなく、より永い来世を考えるべきだと思っています。