小さな通夜葬儀

永代供養の檀家さんの通夜葬儀です。

訳あって、自宅でご家族二人のみの参列となりました。

以前は立派な葬儀を行いました。

今は経済的に直葬(かそうのみ)しか出来ないのですが、出来れば簡単でも拝んで欲しいとの要望がありました。

低価格な葬儀社も御紹介致しました。葬儀屋さん曰く｢ちょっと黒字かな～ !｣

人件費を入れたら赤字のようです。

しかし、拝む限りは手抜きは出来ません。

他の檀家さん同様の流れで、通夜葬儀を行いました。

戒名説明書も作成し、遺影も私の手作りです。

遺影は以前、春彼岸にお参りに来られたおり、本堂前で撮影した画像をカラーで印刷しました。

額は他に利用するために置いてあった物です。

ご家族は写真が見つからず、喜んでいただきました。

数年前、檀家さんではないのですが、境内霊安室で遠い親戚から出棺前に少しだけ拝んで欲しいとの要望がありました。

短い時間ですが引導を授け、略式の葬儀を行いました。

身寄りも遠い親戚ばかりとか、家族がいてもで引き取り手がいないなど、火葬後はお骨はどうなるのか分からない身の上の方が増えています。

この霊安室を指定の葬儀屋さんだけ無料でお貸ししていますが、身寄りのない方の使用が増えています。